【高校生】長期休みの課外授業は受けるべきかどうか
- OWNSTUDY 個別指導
- 2024年7月23日
- 読了時間: 4分
こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。
今回は、高校の長期休みの課外授業を受けるべきかどうかについてお話しします。
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進学校の場合、長期休みに入っても最初の数日は課外授業がある高校が大半だと思います。
この課外授業が強制参加になっている高校、参加が任意の高校、名目上は任意だが事実上強制参加になっている高校、さまざまだと思いますが、今回はこの課外授業に参加すべきかどうかを考える上での考え方を見ていきます。
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結論から言いますと、
独学or塾で勉強したほうが力ついて点数が上がると思う科目は受けない、逆に独学や塾よりも課外授業の方が力がつくと思うなら課外授業を受ければ良い
というふうに考えるとよいと思います。
しかし、わたしは自分の生徒には、基本的には課外授業には参加しないことを勧めます。
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学校の課外授業は、集団授業形式である以上、自分の実力に合わない授業であることがほとんどです。
進学校の場合は、自分の実力以上の難しい問題ばかりやらされて、基礎をやり直す時間が少なくなってしまうことが多いのです。
わたしは高校の先生の授業の質は全く評価していませんので、課外授業は全くおすすめしません。
学校の課外授業を受けるくらいなら、塾に通っているならば、毎日塾の自習室で毎日自学自習をしていたほうが相当力がつくと思いますし、授業を受けたい場合でもスタディサプリのような全国トップクラスの予備校講師の映像授業方がわかりやすく知識が身につくと思います。
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しかし、学校の課外授業を受けるべき生徒もいます。
・学校の授業が合っている生徒
・塾に通っておらず、参考書学習が難しい生徒
・サボり癖がひどい生徒
・集中力が皆無な生徒
・課外授業で学校の授業の続きを行う場合
の5点の場合は、課外授業に出席したほうが良いと勧めます。
特に、成績上位帯には、学校の授業を真面目に受けて成績を伸ばしている生徒が少数います。
学校の授業にしっかりついていって成績を伸ばせている場合は、特に課外授業の参加を否定する理由がありませんので、ぜひ参加してください。
一方で、学校の授業で成績が伸びていない生徒は、さっさと参考書学習や塾での学習に切り替えたほうが良いです。
参考書学習や独学が難しい生徒、難しい教科は、課外授業を受ける以外の選択肢が映像授業くらいしかないので、基本的には受けたほうが良いです。
勉強習慣が皆無な生徒は、自分で勉強するつもりでもどうせできないので、課外授業に参加したほうが良いです。
いつもやるやる言いながら、行動した実績がない生徒は、課外授業に参加したほうが良いです。多分参加したがらないですが。
理科や社会は、入試までに進度が間に合わない関係から、課外授業で授業を進めることがあります。
この場合、独学や塾で先取りをしている場合は受講する必要はありませんが、先取りをしている人はほとんどいないと思いますので、受講した方が無難です。
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高校の課外授業は、授業の質がお世辞にもよいとは言えないので、自分で勉強できるなら正直受ける必要はあまりありません。
ただ問題を配って解かせて答え合わせするだけということも少なくないですからね。
しかも、復習する間もなくどんどん進んでいく。
それであれば、自分で基礎をしっかり勉強するほうがまだ良いです。
ただ、サボりグセがある生徒が大多数だとは思いますので、塾などの学習環境がない場合は、参加するのが無難かもしれません。
もし、講義がつまらなければ、内職をしても良いわけですしね。
まず第一に考えるべきは『勉強時間(勉強量)』の最大化。
次に『勉強内容の自己最適化』です。
勉強時間が全然なのに、勉強の質を追い求めるのはお門違い甚だしく、質を語る権利を手に入れてない状態なので、まずは勉強時間の暴力で点数を上げることを考えてほしいと思います。
それでは、次の記事もよろしくお願いします。
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