【高校入試対策】英語長文はいつから取り組むべきか
- OWNSTUDY 個別指導
- 10月28日
- 読了時間: 4分
こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。
今回は、『英語長文はいつから取り込むべきか』というテーマでお話しします。
高校入試対策です。
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まず、近年の岩手県公立高校入試の英語の特徴についてお話しします。
⑴リスニング
リスニングは比較的易しめです。
特段の対策は不要ですが、1〜2月に過去問を解く際に、リンキングや弱形などの英語の音変換のルールの基本的なところは確認しておきたいです。
※英語の音変化のルールは中高ともに学校では習いませんが、リスニング問題を解く上では必須の知識です。
⑵英文法
英文法も比較的易しめですが、年度によっては難しめの単元から出題されることがあります。
命令文・不定詞・動名詞・受動態・分詞・関係代名詞・使役動詞・状態動詞・help+人+動詞の原型・仮定法 などが出題されると、問題は一気に難化しますので、英文法は日頃からの学習成果が試されます。
⑶英語長文
岩手県の英語長文は、設問はほぼ記号問題であるため比較的易しめですが、その分文章が長めで使用される英単語や文章そのものがやや難しめに設定されている印象です。
今回はここのお話をします。
⑷英作文
英作文は練習あるのみ。いろいろなテーマの英作文を練習して、塾などでしっかり添削を受けるのが大事です。
※ChatGPTなどでも添削学習ができます。その場合、添削後の英文法に使われる英単語が難しい場合がある点に注意が必要です。
⑸全体としての所感
英語は5教科の中でもっとも点数が取りにくい科目と言えます。
英語は正しい勉強をした上で勉強量が一定量を超えられた人は80点以上を取り、知識がまったく入っていない人は多少勉強したとしても40点未満になってしまうという、いわば0か1かの科目だと感じます。
また、勉強量はあるが、読解のコツが掴めなかったり、正しい勉強、正しい解き方をしていない場合は、40〜70点に落ち着くという側面もあります。
高校入試対策の英語は、80点以上を目指すなら約1年はかかりますので、遅くとも中3の7月くらいには本格的に対策を開始したいです。
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では、本題。
高校入試の英語長文対策はいつから始めれば良いか。
私の考えは【12月第1週から】です。
理由はいくつかありますが、もっと重要なのは1点。
英単語の難化によって現れる読解の壁を超える期間を確保するため
近年の英語長文はとにかく単語が難しい。
improveやexpressionなど、少し前であれば高1レベルとしていた単語がそれなりの量登場し、単語の意味がわからなければ、その時点でその長文は詰み、ということも珍しくありません。
英単語が難化すると起こる現象として、覚えた単語が英語長文中で思い出せない、ということが起こります。
この壁は、超えるのに1〜2ヶ月かかります。
また、長文をやってみてから、英単語の覚え直しの必要性に気づいて、そこから英単語の学習を急いで始めるという自体もあることでしょう。
そうなると、12月第3週や1月からのスタートでは、英語長文の壁を乗り越え切る前に入試を迎えてしまう可能性が高くなる。
そのため、今の岩手県の高校入試の英語長文対策は12月スタートがベストなのではないかと感じています。
そのほかにも、英語長文の学習を始めると、さまざまな学習上の課題が生じます。
典型的なところで言うと、
・英単語は全部わかるのに、文の意味が正しく取れない
・問題でいつも2択をはずしてしまう
・制限時間以内に解き終わらない
この辺があげられます。
このどの悩みにも、対策となる学習法があるのですが、そのどれも最低1〜2ヶ月はかかります。
そのため、生徒たちがあらゆる壁に直面することを考慮して、英語長文対策はなるべく早めに始めたほうが良いと考えます。
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私の今の考えでは、中学生の英語学習はこの3ステップをたどる必要があると考えます。
①英単語や英文法をとにかくたくさん勉強して覚える。
→ノートにまとめる勉強と問題を解く勉強をバランスよくやる。
②その後、正しい勉強法(効果的な勉強法)に学習法をアップデートして勉強を続ける。
→①のステップを踏まないと②が正常に機能しないと指導上感じます。
③正しい勉強法を守りながら、自学自習でとにかく量をこなしまくる
→英語は授業ではなく自習量でしか伸びない、いわば個人戦の科目です。正しい勉強法さえ守れば、あとは勉強時間に比例して力がついていきます。
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11月の2学期期末テストが終われば、当塾もいよいよ冬期講習+入試実戦対策に入ります。
私はしっかりとやるべき道筋を示し、入試まで全力でサポートします。
保護者の方々には引き続きお子様の体調管理・休息の面でサポートいただければと思います。
それでは、また次の記事もよろしくお願いします。


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