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【中学社会】社会の記述問題の対策方法

  • 執筆者の写真: OWNSTUDY 個別指導
    OWNSTUDY 個別指導
  • 5 日前
  • 読了時間: 6分

こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。


今回は、『記述問題はどう学習すべきか』というテーマでお話しします。



中学生が社会の勉強をする際に、いちばん困るのが『記述問題』だと思います。


テストで出るとはわかっていても、勉強の仕方がわからないので、結局はテストで空欄にしてしまう。


そういう人も多いのではないでしょうか。


そこで今回は、中学社会の記述問題の対策について考えていきたいと思います。



社会の記述問題は、大きく分けて4パターンに分けられます。


① 知識を問う問題


② 図や表を読み取る問題


③ ①と②のMIX問題


④ 自分で考えたことを書く問題


この中で、④は公民で主に出題される形式であり、何を書いても大体正解になるような問題が多いので、正直対策は不要だと思います。


※④は、例えば、「階段をバリアフリー化するにはどうすればよいか。」のような問題を指します。


なので、今回は①と②についての学習法について主に見ていきます。



① 知識を問う問題


これは例えば、「参勤交代とはどんな制度か」「冷帯の地域で高床住居が多いのはなぜか」のような問題を指します。


このような問題を解けるようになるにはどうすればよいのか。


先に、最も簡単な結論から言いますと、


「記述問題も一問一答問題と同じように問題集の解答を丸暗記すべし」


というのが私の考えです。


知識系の記述問題の場合、なんとなくはわかっているだけど、うまく文章にできない、というふうになる人が多いです。


また、なんとか書けたとしても、要素が不十分だったり、日本語として不成立な文章になってしまうことも多いです。


解答の文章を一度丸暗記してしまえば、キレイな文章で答えが書けるようになりますし、完全解答に必要な要素が欠けた答えになることもありません。


知識系の記述問題は、お決まりの問題が多いですので、一回どこかで出てきた問題は、再度別のテストで登場する可能性も十分あり得ます。


なので、知識系の記述問題の対策の基本方針は、「問題集の解答を丸暗記」がよいのではないかと思います。



では、細かい学習の仕方を確認していきます。


まず、初見で問題を解く際。


全く答えの見当がつかない場合は、すぐに答えを見て良いです。


見直しで解答の文言を覚えたら、必ずもう一度何も見ないで答えを書いてみるのが大事です。


おぼろげでも解答はこんな感じかな、と思える場合、文章ぐちゃぐちゃでも良いので、まずは自分なりの解答を書き切るのが大切です。


どの科目の記述問題でもそうですが、記述問題は


「空欄にしなければ半分勝ち」


です。なんなら、7割勝ちにしても良いくらいです。


記述問題に関しては、そもそも解答欄を埋めようという気になることが難しいです。


記述問題の指導をすると、この解答欄になんでもいいから答えを書く、というところで長い期間つまずいてしまう人も少なくありません。


なので、とにかく文章が崩壊していてもいいから、泥臭く解答を作ってみることが、記述問題攻略の第一歩です。


そして、答え合わせと見直しの際に、自分の解答と模範解答を比較しながら、「模範解答の文章は簡潔でわかりやすいな〜」と感心しながら、模範解答の文章を丸暗記すれば良いのです。


一度、模範解答の文章を再現できるようになれば、もし断片的に忘れたとしても、文章の骨格はうっすら頭にある状態になると思いますので、部分点は取れるような解答になる可能性が格段に高くなります。


以上まとめると、知識系の記述問題は、


  1. 問題集の模範解答を丸暗記が基本方針


  2. 少しでもいけそうと思ったら、泥臭く自分で文章を書いてみる


  3. 復習の際に、自分と模範解答の解答を見比べながら、模範解答を丸暗記する


という学習が現状のわたしの結論になります。



② 図や表を読み取る問題


図や表を読み取る問題は、これは解き方さえ知って練習できていれば、特別な知識がなくても誰でも解ける問題です。


しかし、事前知識が不要なため、解答の丸暗記のような勉強が不要な一方で、解き方はややテクニカルで、注意すべきことも多いことが特徴的です。


では、解説していきます。


図や表を読み取る問題の記述を作る際には絶対に守らなければならないルールが2つあります。


  1. 問題文中で読み取るように指示されている資料には全部触れるようにして記述を作る。


  2. 問題文で指示されていること以外は余計なことは書かない。


この2点を厳守することが非常に大切です。


1に関しては、例えば、「…表2、表3、図2からわかることにふれて…」と問題文中に書かれていたら、表2、表3、図2のそれぞれから読み取れるとがわかる解答になっていないと、読み取りが抜けている資料の分だけ得点が減っていきます。


また、問題文で聞かれてもいない背景知識を書くのも基本的にはNGです。


それが原因で減点、ということはなんとも言えませんが、解答欄が不足して書くべきことが書けなくなる原因になってしまうので、基本的にはNGです。


あとは、資料の読み取り方を練習していく必要があります。


多くの資料は、多い、少ない、増加している、減少している、〜に占める〜の割合が高い、〜に占める〜の割合が少ない、くらいのことが書ければ良い場合がほとんどです。


ここは練習して慣れておく必要があります。


以上まとめると、資料の読み取り系の記述問題は、


  1. 問題文中で読み取るように指示されている資料には全部触れるようにして記述を作る。


  2. 問題文で指示されていること以外は余計なことは書かない。


という点を意識しながら、練習を積んでおくことが必要です。


資料の読み取り系の記述問題は、模範解答を丸暗記しても意味ないですが、読み取ったことを書く際の模範解答の表現はぜひ丸パクリして覚えてほしいところです。



③ ①と②のMIX


知識と読み取りのMIX問題は、入試問題でもかなり難易度が高い問題です。


①と②の両方がある程度解けるように慣れば、あとは組み合わせ技ですので、最初のうちは必ずしも解けなくても大丈夫です。


③で練習しておくべきは、問題文中からこの③タイプの解答を作る問題であることを見抜く練習です。


この点は、実際の問題演習で練習してほしいところです。



いかがでしょうか。


社会の記述問題対策で私が最も伝えたいことは、


知識的に全くわからない場合を除いては、自分で泥臭く記述の解答を作ってみることが、記述問題攻略の第一歩であるということ。


一度問題を解いたあとは、知識問題は模範解答の文章を丸暗記するのが最も良いということ。


読み取り系は、ポイントを押さえながら練習すること。


の3点です。


入試で差がつくところですので、ぜひ対策していきたいところです。


では、今回はここまで。


次の記事もよろしくお願いいたします。

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