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【塾知識】独学が難しい科目ランキング【高校受験】

  • 執筆者の写真: OWNSTUDY 個別指導
    OWNSTUDY 個別指導
  • 1 日前
  • 読了時間: 8分

こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。


今回は、高校受験対策の『独学が難しい科目ランキング』についてお話します。


これは、個別指導OWNSTUDYにて、塾生全員に5科目すべての指導を行なっている、塾長の佐々木先生の主観であることをご了承ください。


ランキングは独学が難しい順です。


※この記事では、

得意…評定5&実力テスト85点以上

普通…評定4+実力テスト70点以上

苦手…評定3以下+実力テスト70点未満

の生徒のことを指します。


1位 英語


高校受験対策においては、圧倒的に英語が独学が難しい科目であると、日々指導をしていて感じます。


理由1:英単語が覚えられない


英語学習者の多くは、英語学習の最もはじめにすべき『英単語暗記』の学習で挫折します。


英単語がうまく覚えられないのです。


中学で覚えるべき英単語は、2,000語程度です。


そのうち500〜1000語くらいは、英文法の勉強をしていれば自然と覚えられるものだったり、「ライオン・お米・椅子」のような名詞なので、実際に覚え込まないといけないのは1000語〜1500語ほどとなります。


1000〜1500語って多いですよね。


学校で習う英単語の覚え方は、「たくさん書いて覚える」という覚え方だと思います。


これはこれで英語学習の序盤は積極的にすべき暗記方法ではあるのです。


でもこれ、「1000語以上でできますか?」という話です。


無理ですよね。書いて覚えると、おそらく1時間で20語覚えられたら良い方です。


これを1000語分できますか?という話です。


きついですよね。だから、挫折するんです。



また、『英文法』も挫折要因です。


英語の文法は日本語とほぼ真逆です。


日本語になくて英語にしかない規則が数多くあります。


英文法の説明も非常にややこしいです。


「副詞」「修飾」「不定詞」「前置詞」「目的語」など、これらの用語の意味がわからないのです。



これらを基礎にして、英語長文の学習を始めたとしても、なかなかうまく文章の意味がつかめない。だから、知っている英単語の意味をなんとなく繋げて読解してしまい、点数が30〜60点と毎回ブレブレの点数になってしまう。



これらの英語学習上の落とし穴たちは、実は塾(少なくとも当塾)でははっきりとした解決法があります。


『英単語』→効率的な覚え方を指導&1人ひとりに合った覚え方に調整&英単語テストを実施


『英文法』→先生が英文法を1つ1つ解説&問題の解き方・頭の使い方&見直しの仕方を指導


『英語長文』→文型(SVOCM)の授業で文章の読み方を練習+英単語・英文法・文型の知識を英語長文の読解に落とし込む+長文の設問の解き方を指導


『リスニング』→音変化のルールの指導+音読練習+見直しの仕方を指導。


『英作文』→先生が英作文の書き方を指導+先生が添削


これらを独学でやり切るのがかなり大変ですので、ランキング1位とさせていただきます。


英語は、塾(個別指導OWNSTUDY)でも9ヶ月くらいは対策期間がほしいですが、お子様がサボらなければビックリするくらいちゃんと成果が出ますので、当塾では一番受講してほしい科目です。


英語は、一度ちゃんとした実力がつけば、入試レベルの長文を全文読んでクスッと笑えるくらいまでの読解力がつきますし、入試の練習でも80点を切ることはまずなくなりますので、期間さえしっかり取れれば、受講効果は非常に高いと思いますのでおすすめです。


英語は、点数が取れている生徒でも、読み方・解き方が感覚頼りなことも少なくありません。


こういう生徒は、大学受験で痛手を負いますので中学生時点で英語が得意でも、独学の場合はちゃんと塾なり家庭教師なりで英語の先生からちゃんと教わることを推奨します。



2位 数学


数学は、得意な人は入試80点程度までであれば学校の授業のみで十分に到達できるものの、苦手な人が独学で60点以上を取れるようになるのは非常に難しいように、指導をしていて感じます。


数学が苦手な人は、小学校の算数からつまずきがあること多かったり、計算練習が圧倒的に足りなかったり、勉強方法や頭の使い方が数学の学習の合った方法でなかったり、多様な原因の元、現在に至っています。


ここを紐解きながら、1つ1つ手立てを打っていくのが非常に大変なのです。


一方で、岩手県の公立高校入試だけを考えるのであれば、基礎的なことが広く学習できて解けるようになれば本番で60点までは目指せますので、対策のコスパはまあまあ良いように

感じます。


数学は、生徒が解ける問題から学習を始めることが非常に大切です。


そういう問題を適切に用意し、段階的に力を引き上げていくということ、生徒がわからない問題にあたったとき、すぐに答えを教えた方が力がつくのか、しばらく自分の頭で考えさせた方が力がつくのかをみきわけることに、指導者の技量が出ます。


得意な人は全然独学でOKですが、苦手な人は塾で先生と一緒に訓練して実力を上げていくのが点数アップの近道であると感じます。



3位 国語


国語は、40〜60点、60点〜70点、70点〜85点、85点〜100点、というふうに、生徒によって点数の『壁』は発生しやすい科目です。


この壁はなぜ発生するのかというと、国語は生徒ごとになんとなくの読み方・解き方が固定化されているため、毎回似たような設問にしか正答できないためです。


書き抜き問題と記述問題が苦手な生徒は、ほぼ必ずその設問で点数を落としてしまうので、点数が取れない。


また、説明文が苦手な生徒は毎回説明文で点数を落とし、古文が苦手な生徒は毎回古文で点数を落とします。


ここを打破するためには、今までなんとなくで解いていた読解方法から、論理的に考えて、根拠を持って答える解き方に自分の解き方をアップデートしたり、文章の読解方法や設問ごとの解き方を練習する必要があります。


そこで、新たな解き方の技術を習得し、問題数をこなして練習することで実力が身につきます。


おそらく、国語を数学や英語のようにしっかりと座学をして論理的に解こうという発想を独学で持つのは難しいのではないかと思います。


そのため、国語は独学の場合は、問題をたくさんこなすことで、なんとなくの解き方の感覚を漠然と磨いて伸びる範囲内でしか伸びません。


国語は、読書が好きだったり、文章をよく読んでいる人、文章を作るのが得意な人は、なんとなくでも高得点を取れてしまいますが、そういう人は高校ではつまづく可能性大ですので、高校生になったら読解方法の参考書をちゃんと読んでほしいと思います。


苦手な人は、先生からきちんと読解の技術を学ぶことが点数アップの近道となると思います。


国語は、どうやって点数を上げたら良いのか、というとっかかり自体が見つけにくいということで3位とさせていただきます。



4位 社会


理科と社会はほぼ同率ですが、4位は微差で社会とさせていただきます。


社会は、すべき学習については非常にシンプルなのですが、「興味が持てない」「暗記が苦手」「地理・歴史の内容がわからない」といった学習の悩みが原因で伸び悩んでしまう生徒多いように感じます。


社会は、網羅的に学習することが非常に重要ですので、単元の学習漏らしがないように学習するのがまあまあ大変です。


また、社会は入試によく出やすいお決まり問題みたいなものがたくさんあるのですが、それを1冊の問題集のみでカバーし切るのはなかなか難しいですので、できれば塾の授業で補いたいところです。


私は、中学社会の指導は中学英語と高校英語の次に詳しいですので、授業も非常になれているのですが、昨年度は社会が苦手だという生徒が私の指導をきっかけに社会の面白さに目覚めて、実力テスト40点台から本番で80点台まで点数を大きく伸ばした、という事例もありました。

※加えて、昨年度の社会は易化傾向だったことも追い風です。


社会は、勉強時間に比例して点数が伸びていく科目ですので、社会をしっかりと入試の得点源にしたい人は、塾で社会の入試対策ができるとベストです。



5位 理科


理科は社会とほぼ同率だと思っていただいて結構です。人によっては理社の順位は十分逆転すると思います。


理科は、社会に比べると比較的興味をもちやすいと思います。


しかし、女子を中心に、理科にあまり興味を持てない場合は、かなり学習に苦戦することが想定されます。


理科は、学校の先生がわかりやすく教えてくれることも多く、学校の授業と定期テスト対策でそれなりの力がつくことも少なくありません。


しかしながら、入試独特の、実験に関する文章を読んで解いていく問題や、計算系の問題、化学分野・物理分野・地学分野の考え方が難しい問題などでつまずく可能性は非常に大きいと思います。


理科は、自分で勉強してするする理解できる人は独学でも大丈夫ですが、自分で勉強していて内容がうまく理解できない人、勉強していてあまり興味が持てない人は、塾で先生と一緒に勉強するのもありだと思います。


また、理科は何年かに一度、かなり難化してしまう年があります。そういう年の場合は、塾でしっかりと入試対策をしていた人の方が点数がとりやすいように感じますので、理科で高得点を狙いたい人は塾で入試対策をするのがベストだと思います。



以上まとめると、高校入試対策における独学の難易度は、


英語>>>>>>>>数学>>国語>>>>>>社会=理科


であると実際に指導していて感じます。


英語は、本当に早くから塾に行ってしっかり教わらないと入試で高得点を取るのは不可能ですので、早め早めに動き出してほしいと思います。


それでは、次の記事もよろしくお願いします。








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