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英語とはどのような科目か

  • 執筆者の写真: OWNSTUDY 個別指導
    OWNSTUDY 個別指導
  • 2023年9月29日
  • 読了時間: 4分

こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。


今回は、英語という科目についてお話しします。


私は、塾講師キャリアの中で英語指導の経験が最も豊富です。


小5〜高3まで、幅広い年齢層の生徒の英語を指導してきました。


そこで非常によく感じるのが、

『ほぼ全生徒が、英語という教科の本質とはズレた考え方でなんとなくで点数を取っている。』

ということです。


英語が苦手と感じている人は、こういう感じで問題を解いているのではないでしょうか。


・知っている英単語の意味をなんとなく繋ぎ合わせて、それっぽい答えを選んでいる。

・文法問題はなんとなく聞き馴染みのあるフレーズになるようなものを選んでいる。


この解き方は、英語という教科の本質を捉えた解き方ではないため、器用な人はある程度点数が取れたりするのですが、多くの人が点数を取りにくい解き方です。


英語の教科の本質とは何か。それは、以下の2つだとわたしは考えます。


・知識の理解暗記

・徹底した理論武装


英語は、日本語と比べてかなりシステマチックな文法をしています。


例えば、こんな問題はどうでしょう。


Q.空欄に適する語を①〜④から1つ選びなさい。

I ( ) the piano.

① are ② play ③ plays ④playing


答えはすぐにわかると思います。


②です。


しかし、それで満足していては、英語の本質には迫れません。


なぜ、②が正しいと言えるのか。なぜ、他の選択肢はダメなのか。そこを考えることが重要です。


①は、そもそも)「 I 」に対応する「 am 」です。しかし、「 am 」を入れると、わたし=ピアノ、になってしまうので、文意は通りません。よって、①は×です。


※このように、文法ルール→文意、の順で考えるのがコツです。


③playsは、主語が三人称単数のときにこの形になります。わたしは、一人称単数なので不適です。


④playingは、もしam playingならば正解です。playingという風に動詞にingがつくと、動詞は名詞か形容詞か副詞に品詞を変えてしまうので、動詞ではなくなります。したがって、playingにすると動詞なし文になってしまうので不適です。


このように考えながら解くのが英語という教科の本質であり、このためには徹底した理論武装が必要です。


どの教科もそうですが、なんとなくの感覚で解くと、毎回のテストの点数がブレやすいです。


論理に基づいて問題を解くと、テストの点が安定しやすくなります。


長文もこのような考え方をベースにして読み進めていければ、安定して高得点を取れます。



次に、知識の理解暗記についてです。


英語は、ゴリゴリの暗記科目です。


しかし、逆に言えば、覚えるだけで解ける教科でもあります。


英語の暗記は主に2つ。


・英単語

・英文法


中でも挫折しやすいのが英単語です。


英単語暗記に関しては、当塾で1週間で200〜300語英単語を暗記できる指導をしています。


自力で英単語が覚えられないと悩んでいた高校生に指導した結果、これまでの成功率は100%です(母数は英単語指導を始めた3年間で20人程度です)。


高校生に必要な単語数が約2000語なので、約2ヶ月で難関大学レベルの語彙が身に付きます。


まあ、それはそれとして、英単語を覚える際に重要なのは、その英単語の使われ方をなんとなく気にすることです。


例えば、lookという単語があります。


この単語に続く表現ってどのくらいわかりますか。

少し羅列します。

・look 形容詞

・look at

・look for

・look into

・look on

・look out

・look up

・look through

・look after

・look like

・look forword to 〜ing

・look up to

・look down on

・look on A as B


など。look は前置詞や副詞を伴って使われる単語だなということがわかります。


高校生レベルです。

different という単語があります。ニュアンスを感じるだけなら知っている意味は一個で十分なのですが、しっくりくる訳し方をするためには、あと2つ訳し方を知っている必要があります(実は辞書に載ってます)。


まず基本は、

①「異なった、違った」です。

ここからが上級。

②「さまざまな、それぞれの」=various

③「別の」=another

という訳もあります。


みたいなことを、日々出会うあらゆる単語の中で調べて知っていかなければなりません。


ただ、なんとなく単語を眺めているだけではダメなのが英語です。


英文法に関してです。


英語の英文法は、暗記しにくいというよりは、理解しにくいです。


なぜならば、なぜそうなるのかの論理が教科書に示されていないからです。


しかし、英文法は本当は先述した通りかなりシステマチックです。


わたしのような英語講師は、教科書に記されていないような詳細な解説付きで授業しますので、だいぶ英文法を理解しやすいと思います。


理解さえできてしまえば、人間は簡単に暗記することができるので、英文法に関しては、まずはメカニズムを理解することが重要です。


長々と書いてきましたが、ここまでをまとめると、


英語は、システマチックな教科である、ということです。


ただ、そう認識を改めたところで、難易度はかなり高い教科でもありますので、もし独学でつまずいたら、ぜひ当塾や最寄りの塾を頼ってほしいと思います。


英語は、結果が出るまでにかなり時間がかかる教科でもありますので、早めに行動して対策することも大切です。


(難関大学志望の高2生は、そろそろ行動し始めたいですね。)


それでは、今回は以上となります。

次の記事もまたよろしくお願いします。

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