現時点で塾に通っている中1生・中2生は何を勉強しているのか
- OWNSTUDY 個別指導
- 2024年2月10日
- 読了時間: 3分
こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。
今回は、『現時点で塾に通っている中1生・中2生は何を勉強しているのか』というテーマについてお話ししていきます。
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まず、当塾の場合は、受験生になる前に塾に通う中1・2生には2つの目的に分かれます。
①苦手科目の克服
②実力テスト対策(定期テスト対策)
しかしながら、実際にやっている勉強はほとんど同じです。それは、
『中学1年生内容からのやり直し学習』です。
当塾の場合は、中学1年生で入塾しても、中学2年生で入塾しても、中学3年生で入塾しても、ほとんどの生徒は中学1年生の勉強からやり直す生徒がほとんどです。
定期テスト前は、その学年の勉強をしますが、基本的には1番最初から順にやり直しをして、知識をしっかり積み重ねて勉強していきます。
このやり直し学習ですが、無理なく進めても、復習さえしっかりできていれば、1学年あたりおよそ4ヶ月〜6ヶ月で完成できます。
すなわち、中学1年生でも、半年後には中学2年生の内容に進めてもしまえます。
また、同じ中学2年生でも、入塾月が半年違えば、学習する学年が丸々ひと学年分ズレることになります。
当塾は、受験対策専門塾ですので、見据える先は常に入試、あるいは実力テストです。
やり直し学習ができていない場合、それは知識の穴食い状態なので、点数が低い場合にどころやり直せばいいのかがとてもわかりにくくなります。
しかし、やり直し学習をしていれば、ローラー式に全部を復習しているので、穴食い的な間違え方がぐんと少なくなります。
また、基礎から知識が積み上がっているので、入試レベルの発展的な学習に入りやすく、点数が打ち止まりせず、100点までしっかり目指せるようになり、また点数の安定化も計りやすくなります。
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勉強の習慣化という面でも、中学1・2年生からの通塾は長期的には有利に働きます。
それは、高校生になってから顕在化してきます。
中学3年生から塾通いを始めた生徒は、高校1年生になった途端に、まったく勉強をしなくなる人が非常に多いです。
一方、中学1・2年生から塾に通っている生徒は、高校入学後も勉強習慣を崩さずに勉強をコツコツ続けていける人が非常に多いです。
これは、受験生だからという理由付けで塾に通い始めた人と、学年に関係なく勉強はするものだと思っている人との大きな違いです。
中学3年生の高校受験は、正直1年もあればかなりしっかり対策できます。
しかし、高校3年生の大学受験の場合は、1年では勉強が得意な人でもせいぜい国公立大学なら岩手大学あたりが精いっぱいでしょう。
北高以下の学校の人ならば、もしかしたら1年では岩手大学も間に合わないかもしれません。
しかし、どんな学力からでも3年準備すれば、ある程度の大学にならばどこでも入れる実力を身につけられます。
その点で、中学1・2年生から塾通いを始めたひとの勉強習慣は、大学受験でかなり大きなアドバンテージになるのです。
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まとめると、中学1・2年生から塾通いを始めた人は、
①どの学年・どの時期からはじめても、全員中1内容からローラー式に基本をしっかり網羅するように勉強している
②1学年の内容は4〜6ヶ月で終わるので、どんどん勉強を先へ進めている
③勉強習慣や勉強に対する意識づけがしっかりできるので、のちの大学受験で大きなアドバンテージを得られる
というメリットがあります。
ただ一方で、あまりにやる気のない生徒の場合は、受験学年になってもダラダラ勉強をしてしまうこともあるので、やる気が皆無の生徒の場合は、受験学年になってやる気が芽生えてからでも遅くはないのかなと思います。
それでは、次の記事もよろしくお願いします。
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