【新高3生】まだ受験への行動を起こしていない人は出遅れています
- OWNSTUDY 個別指導
- 2024年2月29日
- 読了時間: 4分
こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。
今回は、まだ受験への行動を起こしていない新高3生は、すでに出遅れているので一刻も早く行動を起こした方が良い、というお話しをします。
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私は、昨今の大学受験事情を考えると、仮に国公立大学を目指すのであれば、安全合格は高2の冬がタイムリミットだと考えています。
それ以降から受験対策をはじめる場合は、合否が五分五分以下の、非常にハラハラした受験になる可能性が非常に高くなり、いわゆる、『ギャンブル受験』という状態に近づいていきます。
受験対策で出遅れるということは、受験対策期間が足りなくなり、第一志望の大学にそもそも出願さえできななくなりはじめているということを意味しています。
特に、滝沢市・盛岡市の高校生は、全国のライバルの受験へ向かう姿勢を知らないがゆえに、大学受験をかなり楽観視する傾向にあるように感じます。
大学受験は、ヤバいという自覚を持てる夏頃には、すでに圧倒的に手遅れでありますので、早め早めに行動しなければなりません。
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この時期の高2生の甘い考えの1つとして、『独学』や『学校だけ』で大学受験はなんとかなるでしょうと、無根拠な甘い見積もりをすることです。
それで大丈夫な人も5%くらいはいますが、大半の人はそれではなんともなりません。
『独学』や『学校の勉強だけ』でなんとかなる人は基本的には以下のような人です。
・模試偏差値が常に65以上
・学年順位が安定して1桁
・普段から1日4時間以上勉強している
・志望校を高望みしない
これがすべてあてはまっているならば、独学でも大丈夫です。
逆に言えば、これに該当しない人は、独学はかなり危険であると言えます。
(やってみてもいいですが、ギャンブル性はかなり高いと思います。)
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上記に当てはまらない高2生は、基本的には塾に通うべきだと思います。
大半の高校生は、はじめて塾に行くと、最初からすべてやり直さなければならないと言われるはずです。
わたしの指導経験上、はじめからやり直さなくても良いと判定できたのは、高校生だと県内No.1校のTOP10に入ることもあるレベルの生徒のみです。
それ以外の生徒は、本人はできているつもりでも、塾の視点で見ると穴だらけなので、最初からやり直しになります。
基本的には、高1で入塾しても、高2で入塾しても、高3の何月に入塾しても、皆同じところからはじめることになります。
だから、はやく入塾した方ができる対策が多くなり、合格率を上げることができるのです。
そして、当塾が定める大学受験対策開始の標準時期は、『高2の冬休み』からです。
これ以降、対策開始が遅れていくほど、状況はだんだん苦しくなっていきます。
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しかしながら、「ヤバい、塾に行かなきゃ」と思ったタイミングが通塾をはじめるのに1番良いタイミングであるという見方もできます。
わたしの個別指導経験から考えると、高3の5月くらいまでの入塾であれば、地方国公立大学は、ギリギリ通ることも少なくありません。
また、高3の7月から塾に通い始めても、受験期はずっと生きた心地がしませんが、取り組み次第では、3人に1人くらいは国公立大学に合格できたりします。
ただし、高3の8月や9月以降は、相当倍率の低い大学、学部を選ばないと、国公立大学はほぼ不可能です。どう頑張っても、対策が間に合いません。
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高2の3月〜高3の4月は、決して合格安全圏とは言えませんが、五分五分に近い勝負ができる、本当の最終ラインだと思います。
現状の成績が良くても悪くても、一度塾に行って、受験のプロからお子様の現状を客観的に見てもらうことをお勧めします。
おそらく、お子様が入試との距離感を正確に知るのは、7月か8月のマーク模試になると思いますが、そこから行動をはじめた場合は、もう圧倒的に手遅れです。
高校生の大学受験は、早め早めに行動することを、強くおすすめします。
お子様の一度きりの人生を、棒に振る前に。
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