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岩手県の高校では塾無しの大学受験が困難な理由

  • 執筆者の写真: OWNSTUDY 個別指導
    OWNSTUDY 個別指導
  • 2023年11月14日
  • 読了時間: 6分

こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。


今回は、『岩手県の高校では塾無しの大学受験が困難な理由』というテーマでお話しします。


このお話は、下手をすれば、“高3年生の11月頃になってようやく気づいて後悔した”ということにもなりかねないお話なので、情報として知っておいて損はないお話だと思います。


それでは、本題に入ります。


岩手県の高校では塾無しの大学受験は、非常に困難を極めます。


その理由は3つあります。

①受験までに学習範囲が終わらない

②苦手科目を克服できる仕組みがない

③受験対策の質が低い


それでは、ひとつずつ見ていきます。



①受験までに学習範囲が終わらない


現代の受験において、ほとんどの公立高校では、受験までに受験に出る範囲の勉強が受験までに終わりません。

進学校と言われる学校で、入試1か月前にギリギリ終われば良い方です。

特に、2年生から本格的に勉強が始まる理科と社会、加えて理系の数学Ⅲは本当に入試直前に範囲が終わったりします。


岩手県でやや余裕を持って範囲を終われるのは、『盛岡一高』と『盛岡中央のSZコース』くらいでしょう。

『盛岡三高』でも、範囲が終わるのはかなりギリギリです。


それ以下の学力帯の学校では、そもそも入試までに範囲が終わらないということも十分あり得ます。


全国の高校のうち、圧倒的な優位を持っているのは、中高一貫校です。


高校の学習範囲は、あまりに難解で膨大なので、全国の中高一貫高では、中学生のうちから高校内容を学習し始めることもざらにあります。


我々は、全国のそういう高校の生徒を基準にして受験に挑まなければならないのです。


岩手県には、名門と呼ばれる中高一貫校はありません。


ゆえに、高校範囲を高校3年で学び切らなければならない以上、全国から見れば盛岡一高ですら『中の中〜中の下』の高校なのです。


岩手県の高校生は、盛岡一高の中位〜下位以下からは、岩手大学や岩手県立大学に進学するのも苦しい状況です。


それゆえに、それ以上の大学を目指すのであれば、公立高校のペースで勉強していては、とても受験で戦えません。


なので、高い志望校を目指す人は、自分でいろいろ調べて独学で勉強を進めたり、合格率を上げるために塾に通って、確実に実力をつけたりということをして、全国レベルに対応しているのです。


大学受験という全国戦において、我々のライバルの半数以上は、塾に通って研鑽を積んでいます。


塾無しを好む人が多い岩手県ですが、相手はふつうに塾に通って勉強している人ばかりなので、それでも自力でというのは、修羅の道と言えます。


ちなみに、高1から塾に通っている生徒であれば、高3の夏までには受験の全範囲を終らえるように指導します。

その他にも、受験合格から逆算して、この時期までにはこの点数を取れるように、ということを逆算しながら指導をしていきます。



②苦手科目を克服できる仕組みがない


これは、学校の先生が悪い、という話ではなくて、学校という仕組み上、苦手科目が克服できるような仕組みになっていないというお話です。


学校の授業は『一斉授業』です。


この『一斉授業』は、一度乗り遅れたら取り返しが非常に困難になるという特性があります。


そして、高校の授業は中学校の授業よりも平気で皆さんを振り落としにかかるほどの難易度ですし、ペースもかなり速くなります。


学校の授業は、あなたの学ぶペースには合わせてくれません。


また、学校の宿題は、『一斉課題』です。


あなたに最適な難易度・量の課題を出すわけではありません。


ゆえに、元々苦手な科目や、一度授業に乗り遅れた科目は、なかなかリカバリーしにくいです。


一斉授業における、苦手克服は、根性論しかありませんので、現実的ではありません。


それゆえ、学校での勉強に加え、塾のサポートを受けたいと考える人も多いのです。


学校の授業で理解が難しいところや、少しペースが速いと感じたところを、塾でサポートしてもらうことで、勉強に乗り遅れる確率がぐんと下がります。


また、受験基準で、学校よりも速いペースで勉強をしていくことで、学校の授業が復習になり、より確固たる学力を身につけることができます。


苦手科目もしっかりと入試で得点を取れる科目にするならば、塾、特に個別指導塾(大学受験はプロ講師必須)がおすすめです。

※当塾もこれが主な理由で個別指導塾にしています。



③受験対策の質が低い


これも、学校の先生の能力云々の話ではなくて、学校の授業が『一斉授業』であることが原因です。


一斉授業である以上、その授業はあなたに最適な授業にはなりません。


あなたが受験で使用しない科目の授業があったり、あなたの志望校の形式に沿わない内容の授業があったり、そもそもあなたに必要なレベルぼ授業ではなかったり、受験を強く考えるほどさまざまな弊害が出てきます。


そう感じる人は、授業こっそり内職(自分に合う参考書を解いたり)をしたり、講習などの任意受講の授業を欠席して自分に必要な勉強をすることを決断しています。


大学受験は、人それぞれに志望校が異なります。ゆえに、受験科目も出題傾向も違いますので、個別の対策が大事になってきます。


このあたりを意識しながら、自分に必要な勉強をするならば、個別指導塾が最適です。

※これも、当塾が個別指導塾である理由です。

※参考書学習をしっかりできる自身のある方なら、管理型の学習塾もありだと思います。


また、学校の受験対策は、ただ問題を配って、解かせて、解説するだけ、という淡白な授業も多いです。


自分のできる・できないに焦点を合わせた授業を受けるならば、やはり学習塾が良いと思います。



以上、岩手県の高校では塾無しの大学受験は非常に難しいというお話をしました。


ちなみにですが、いざ塾へ行こうと思っても、その時期が遅すぎると、もうどうにもならないことが多々あります。


特に、部活引退後(高3の7月)から塾へ通おうと考える人は、受験の対策期間が少なすぎてだいたい失敗します


1番良いのは、高1から。

そうでなければ、高2の秋〜冬まで。

どんなに遅くても、高3の4月までには通塾をはじめてください。


高3の4月入塾でも受験で五分五分の戦いになることがほとんどだというのが現実です。


ここから入塾が1か月遅れるごとに、共通テストの点数が30点ずつ減っていくような感覚を毎年生徒を見ていて感じます。


高3の7月入塾ですと、勝利は30%未満になると思います。


一度きりの大切な人生で、そんなギャンブルはするべきではありません。


以上まとめると、

岩手県のどの高校に通っていても、大学受験においては全国の高校に遅れを取っていてかなり不利であるということだけでも念頭において受験を考えていただければと思います。


それでは、次の記事もよろしくお願い致します。

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