【岩手大学志望】3月から高3生に英語を指導するならこう教える
- OWNSTUDY 個別指導
- 2024年3月1日
- 読了時間: 4分
こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。
今回は、3月から中学知識までの高3生に英語を教えるならこう教えるというプラン立てを考えていきます。
◆前提
まず前提を示します。
・中学内容は、高校入試で75点程度想定。
→各文法事項はうっすらわかる。ただし、論理的に文章が読めるわけではなく、なんとなくで読んでいた、というレベル。
・高校内容は、ほぼノータッチ。
→英単語暗記、英文法、課題の多さに敗北…。
・岩手大学人文社会学部志望を想定
→英語は共通テスト80%、2次試験70%を目指す。
◆求める勉強時間
英語は、1日最低2時間程度は勉強時間が必要です。
ここから勉強時間を削るほど、進度が遅れます。
◆勉強の進め方
※ 採用教材は塾生のみに教えます。
春
⭐︎①英単語 3月〜6月
・3ヶ月で2000語の英単語を覚えます。
・最初の方は苦戦が想定されるので、本人のスタイルに合うようにフィードバックを繰り返して改善しながら、暗記スタイルを確立していきます。
⭐︎②英文解釈 3月〜5月
・先に英文解釈から手をつけます。
・やさしめな英文を使って、正しくSVOCが振れるようにトレーニングをします。
・また、自分でつけたSVOCを元に、訳を完成させます。
⭐︎③英文法4月〜7月
・英文法の基本だけさらっとおさらいします。
・国公立大志望は4択問題集を使った細かい英文法対策は不要なので、主な英文法だけ確認していきます。
・比較的理解が難しい(が実はそんなに難しくもない)、不定詞・動名詞、分詞、分詞構文、仮定法、関係詞などの単元は、私(先生)が直接解説します。
夏
①英単語 7月〜8月
・何度も反復して、定着を図ります。
②英語長文 入門 7月〜8月
・簡単な長文問題を扱いながら、SVOCの目線で英文を読む練習をします。
・共テの大問4レベルまでを夏休みまでに扱います。
・志望校の過去問は、このタイミングで一度解きます。
⭐︎③英作文 入門 7月〜9月
・英作文のための基本表現を練習します。
(岩手大学は、英作文と自由英作文の両方が出題されます)
秋
①英単語 9月〜11月
・引き続き反復します。
②英語長文 9月〜11月
・共テレベルから2次試験レベルの長文を練習します。
・11月月までに、過去問で合格最低点を目指します。
③英作文 10〜11月
・2次試験過去問レベルの問題を扱います。
・添削を交えて、精度を上げていきます。
冬(共通テスト前)
①英単語 11月半ば〜1月中旬
・引き続き固めます。
⭐︎②共通テスト対策 11月半ば〜1月中旬
・共通テスト問題の解き方、時間配分などを中心に演習を積んでいきます。
・共通テストリスニング対策も、同時並行で行っていきます。
冬(共通テスト後)
①英単語 1月中旬〜2月下旬
・引き続き固めます。
⭐︎②2次試験対策
・2次試験の過去問、同じ水準の問題を解いて、最後の仕上げを行います。
◆想定される失敗パターン
わたしの指導経験的には、このような感じのペースで対策できればかなり順調だと言えます。
わたしが直接指導する分には、あらゆる失敗パターンをカバーできますが、独学や先生の引きが悪い場合は、
・英単語暗記をサボりまくる
・英文解釈をやるが本質を掴めず終わる
・英文法が定着しきらない
という失敗パターンが予測され、その結果、
・長文は知っている単語をなんとなく繋げて読む
という読み方をしてしまい、それが原因で、
・英語の得点が、毎回大きくぶれて安定しない
・練習では良い点数を取れていたが、本番で大きく下がった
という事態を引き起こすことが予想されます。
特に、高3の夏から受験対策をはじめてしまうと、どうしても時間の都合上、英文解釈の勉強をスキップしてしまうことになるのですが、英文解釈の勉強をスキップしてしまうと、高確率で英語の点数がブレてしまいます。
そうなると、いわゆるギャンブル受験に近づいてしまい、わたしとしても不本意な指導となってしまいます。
◆総括
このように、高3の生の春から受験対策をはじめた場合でも、英語はかなりギリギリになってしまいます。
英語は、高1生や高2生もこの学習計画とほぼ同じようなルートで勉強をすることになりますので、例えば高1生の4月から塾で高校英語を勉強しはじめると、高2生の秋には、高3春に受験勉強をはじめた高3生の入試期と同じくらいの実力になります。
高校の勉強は、早くはじめるに越したことはありません。
お子様の一度きりの人生は、数ヶ月の入塾時期の差で決まってしまうことも少なくないですので、思い立ったらすぐに保護者様主体で行動してほしいと思います
ความคิดเห็น