定期テストで高得点を取る戦略
- OWNSTUDY 個別指導
- 2023年8月29日
- 読了時間: 4分
こんにちは。個別指導OWNSTUDY塾長の佐々木です。
今回は、『定期テストで高得点を取る戦略』についてお話しします。
まず、大前提として1つ確認しておきたいことがあります。
それは『定期テストはかなり特殊なテスト』であることです。
何が特殊なのかと言いますと、『かなり暗記に偏重したテスト』だからです。
なぜ、暗記に偏重しているのか。それは、『学校の授業で扱った内容しか出さない』という縛りがあるからです。
そのため、一夜漬けで暗記ができちゃう一部の器用な人を除くと、テスト前までに暗記が間に合わずに撃沈してしまうようなテストとなっています。
また、『学校の授業で扱った内容しか出さない』という縛りには、実はこのような文言が隠れています。『前回のテストまでの内容は、当然できているものとする。』
これはある意味ではあたりまえです。なぜなら、学問というのは、知識を積み上げていくものだからです。なので、前回のテストまでの内容があまりにもあやふやな人は、定期テストではかなり点数を取りにくいです。
この前提を押さえた上で、具体的な戦略について考えていきましょう。
まず、定期テスト対策の大原則をお話しします。
それは、『中学生は3週間前から、高校生は1ヶ月前から対策を開始する』ということです。
定期テストで毎回苦しんでいる人は、毎回この対策開始時期から間違っているのではないでしょうか。
では、なぜそこまで期間が必要なのか。
それは、『全範囲を2周以上通す』ためです。
問題集を解いたり、教科書・ノートの通読をたった1周したくらいでテストで、点数を取れるわけがありません。それができるのなら、あなたは定期テストで困っているはずがありません。
我々は、人間の記憶力をかなり過剰に見積る傾向があります。
しかし、実は人間の記憶力はかなり悪いです。
一生懸命覚えたことでも、ひと晩寝ると、半分以上は平気で消えます。それほどまでに、人間は記憶力が悪いです。
しかし、人間の脳にはこんなクセがあります。
一度覚えて消えた記憶を再度覚え直すと、だんだん記憶がに消えにくくなる、というクセです。
この人間の脳の特徴を知ると、同じ問題集を何回も反復して覚えるというのは、かなり理にかなっていることがわかります。
では、この脳のクセを抑えて、全範囲を2周以上反復するための、具体的な戦略の話に移っていきます。
Phase1. 前回の範囲の次から現在習っているところまでの全範囲を一周する。
目安: 中学生→テスト日の10日前まで。
高校生→テスト日2週間前まで。
まずは、全範囲を一周することが大事です。テスト範囲表が配られていないから、という理由で行動を始めない人がいますが、前回範囲の次から今習っている内容までは、必ず範囲になります。
その範囲までの問題集の問題をすべて1周解ききることが第一目標です。
その際に、初見で完全に解いて理解できた問題は◯、初見で解けなかったけど解答を見たら理解できた問題は△、全く何もわからない問題は×の印をつけておくと、2周目の勉強が捗ります。
わからない問題は、解答をみたり、学校の先生に聞いてみたり、塾に通っている人は塾の先生に聞いてみてください(塾の先生がオススメです)。
Phase2. 理解できている範囲の2周目を終える。
目安: 中学生→ テスト1週間前まで
高校生→テスト10日前まで
Phase1. と同時並行で行います。理解できている範囲の2周目は1周目の半分くらいのスピードで終わるはずなので、さっさとやってしまいましょう。
Phase3. 暗記モノと苦手分野を詰める
目安: 中学生: テスト1週間前〜テスト当日
高校生: テスト2週間前〜テスト当日
ここは1番の正念場です。暗記モノに関しては、Phase1で先に一周していれば、かなり楽にできるはずです。理解が難しい苦手分野に関しては、正直自力でやるよりも学校の先生や塾の先生の助けを借りた方が手っ取り早いのです。自力でやるのは、かなり大変だと思います。最悪の場合は、丸暗記するしかないですが、全く推奨はできません。
塾生は、この期間は毎日通塾してほしいです。
以上、このようなスケジュール感で定期テスト対策ができれば、十全に対策できたと言えるのではないでしょうか。
ただし、これはあくまでも理想論であり、現実はこんなにうまくはいきません。
また、今回は書ききれなかったテクニックやつまずきどころもたくさんあります。
個別指導OWNSTUDYでは、塾生の定期テスト対策自習指導を無料で行っています。
塾の助けがあるだけでも、本人の負担はかなり減ると思いますので、定期テストでしっかり点数を取って、内申点UPや推薦入試の資格をゲットしましょう。
次の記事もよろしくお願いします。
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