塾は1週間以内に決めるべき理由
- OWNSTUDY 個別指導
- 2024年2月9日
- 読了時間: 4分
こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。
今回は、『塾は1週間以内に決めるべき理由』というテーマについてお話しします。
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子供を塾に通わせようとするご家庭の動き方には2種類あります。
それは、
『入塾するかどうかをじっくり決めるご家庭』と、
『最初の面談で入塾を即決するご家庭』
の2つです。
この2つ、どちらかが良くてどちらかが悪いという話ではありません。
しかし、これは守るべきだという考え方の1つとして、塾に通わせようと思ったら、どんなに悩んでも1週間以内に入る塾を決めるべき、というのがあります。
じっくり決めることは、一見良いことに見えます。
しかし、場合によっては(特に受験生の場合は)、そのじっくりさが仇になり、お子様にとって大きな損失を生んでしまうことも少なくありません。
まず大前提として、保護者がお子様を塾に通わせようと思える状態になっているときには、既にお子様の勉強は相当ピンチであるということです。
ほとんどの親御様は、教育のプロではないと思います。ましてや、中学生や高校生のお子様の成績を逐一確認しているご家庭はかなり稀だと思います。
そんな中で、素人目から見ても、お子様の成績や勉強への取り組み方がマズいと思えるほど表面化しているならば、それはもう相当マズい状態であることには間違いありません。
こういう場合は、お子様は一刻も早く塾の指導を受けることでより早く状況を好転させることが期待できます。
この好転化は、塾の最初の授業時からはじまっていきます。
しかしながら、塾選びに悩みすぎて入塾時期がずるずる遅くなってしまうと、お子様の勉強は停滞し続けるだけでなく、好転化の機会を失い続けていることになるのです。
たかが1日、たかが1週間と思うかもしれませんが、その悩んでいる時間分、まわりの生徒は刻一刻と勉強をしています。
この違いは、もし受験生なら、1日違えば4〜10時間分、1週間違えば30〜50時間分の勉強量の違いが生まれます。
非受験学年ならば、少し遅れるくらいならばまだ取り返しがつきます。
しかし、受験学年の場合、高3の4月以降や中3の9月以降ならば、1日でも早く塾通いをはじめなければ、受験にとって大きな致命傷となります。
悩んでいる1週間があれば何ができるか。
当塾の指導で言うと、まず各科目の授業進度として、それぞれの科目の単元が2つ分ほど早く進めます。
すると、のちのち受験期になったときに、過去問に費やせる週が1週多くなります。
つまり、合格確率をより上げることにつながります。
あるいは、体調不良で不意に休んでしまった1週間をリカバリーすることができます。
これも結果的には合格確率を上げることに繋がります。
塾選びに時間をかけることは、お子様の合格確率を上げているようで、実は下げているという場合も少なくないのです。
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では、塾通びはどれくらい悩めば良いか。
わたしの考えとしては、まずなるべく早く行動することが最も大切です。
自分の家から1番近い塾に問合せし、塾の先生に一度面談でお話しを聞いてもらうのが良いと思います。
そのときに、その塾で大丈夫だと思えたら即入塾して大丈夫だと思います。
どう考えても、かなり怪しいと思ったら他の塾を探すというのが良いと思います。
自宅からの通いやすさ・授業形態・自習室が使えるか・先生はプロか学生か、などはホームページなどで事前に調べておくのも良いでしょう。
そして、1週間以内に決め切る、という気持ちで短期集中で行動することが大切です。
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何事も比較検討は大事ですが、それが過ぎるとただの『時間損失』になります。
特に受験勉強は、学校の勉強と塾の勉強では、その質は天と地ほどの差があります。
塾は1週間以内に素早く決める。
そして、一度頑張る場所を決めたら、あとはその場所で全力で頑張る、という風にできれば、受験勉強はしっかりと実を結ぶと思います。
また、塾通いは基本的には、保護者様がお子様に声をかけることをきっかけに考えはじめることが多いです。
中学生・高校生のお子様だと、勉強の様子をあまり把握できていないと思いますが、中学生だと実力テスト430点以下、高校生だと偏差値65以下ならば、確実に何かしらの勉強でつまずいているので、楽観視せずに、塾へご相談いただければと思います。
それでは、次の記事もよろしくお願いします。
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