【中学生】定期テストの点数基準
- OWNSTUDY 個別指導
- 23 時間前
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こんにちは。個別指導OWSTUDYの佐々木です。
今回は、『定期テストの点数基準』というテーマでお話しします。
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お子様の定期テストの点数が出たとき、その点数が高いのか低いのかを正確に判断することは、実はなかなか判断が難しいのではないかと思います。
そこで今回は、定期テストの点数と高校受験、あるいはその先の大学受験までつなげて、定期テストの点数基準についてみていきたいと思います。
点数は5科目の点数で、滝二中準拠で書いていきます。
あくまでも佐々木の主観であることをご了承ください。
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<県内では最上位層だが、全国的(大学受験的)には中の上位層(中堅国公立大レベル)>
定期テスト: 470点以上
評定:ほぼオール5
受験勉強で油断はできませんが、十分に盛岡一高を目指せる点数です。
このくらいの点数を取れると、中学校で勉強すべきことがしっかり勉強しきれていると言えます。
ただし、大学受験を考えるとようやく上位層の背中が見え始めてきた程度だということは知っておいてもよいと思います。
ちなみに、この層が塾通いをすると、実は最も学力が伸びます。もともと学ぶ力が高いので、どんどん知識を吸収できます。都市圏の塾はこの層の塾通いがかなり多いです。
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<県内ではかなり上位だが、全国的(大学受験的)には中位層(地方国公立大レベル)>
定期テスト:440〜470点
評定:4と5が半々ずつ
受験勉強を頑張れば盛岡三高を目指せるレベルです。また、受験勉強も取り組み次第では盛岡一高の点数に届きうる可能性もあります。
中学校で勉強すべきことのうち、いくつかの科目で勉強しきれなかったところが残っており、勉強の細部までを詰めきれなかったと言えます。
大学受験を考えると、国公立大学入試の一般入試を目指す場合はこのあたりから実力的にかなり入試が苦しくなります。
この得点帯の生徒は、現状の点数に慢心しやすく、大学受験で痛い目にあいやすい人が多い傾向にあるように感じます。
大学受験を考えると場合は、全然余裕のある点数ではありませんので、最上位層の実力をつけるにはどうすべきかを考えながら学習を続けることが必要です。
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<県内ではギリ上位だが、全国的(大学受験的)には中の下位層(地方国公立大推薦合格レベル)>
定期テスト:400〜440点
評定:オール4
受験勉強次第で盛岡四高、盛岡北高、南昌みらい(文理)を目指せるレベルです。盛岡三高はかなり厳しいですが、内申点と受験勉強の頑張り次第といったところです。
中学校で勉強すべきことを粗く学習できていると言えます。苦手科目が1科目以上はあります。
大学受験では、国公立大学の一般入試では落ちる人の方が多いレベルになります。国公立大学を目指すのであれば、推薦合格を目指したいところです。
大学受験を考えないのであれば十分な点数かもしれませんが、大学受験を考えるとなると、国公立志望の場合はかなり厳しい点数であると言えます。正直、やや低いとさえ言えます。
自己流の勉強で明らかに勉強しきれていないところがあるので、大学受験を目指すのであれば、どこかで何かしらアクションを起こす必要性を感じます。
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<県内で中位層、全国的(大学受験的)には下位層。国公立大は厳しいが私大は目指せる>
定期テスト:350〜400点
評定:3と4が半々ずつ
ほとんどの科目の学習が詰めきれていないと言えます。勉強法がよくない、学習計画が甘い、勉強時間が足りていない、学校の授業が理解できていない、など、あらゆる学習の課題の可能性が考えられます。
内申点があれば受験勉強次第では厳しいがギリギリ北高を目指せないこともないレベルです。
大学受験では、国公立大は高校で相当頑張らないとまず合格できません。国公立大を目指すなら高校で頑張って勉強して、推薦で進学を目指すのが最も現実的になります。
点数としては、決して高い点数とは言えません。
しかしながら、このくらいの点数の生徒は、学ぶ力はあるけれども、自己流の学習がうまく噛み合わずに点数が停滞している場合がほとんどですので、塾に通うとちゃんと点数が伸びてくれます。進学校を目指すなら、受験期にはしっかり塾に通っていたいところです。
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<学校の授業が理解できていない科目が2科目以上あります>
定期テスト:280〜350点
評定:ほぼオール3
中学校で勉強すべきことの半分程度しか身についていないと言えます。
この層は、勉強をあまりしていない生徒、もしくは、勉強が苦手だけど努力でここまで点数を上げた生徒のどちらかが多いように思います。
受験勉強次第では、盛岡二高や盛岡商業高校を目指せます。
大学受験をする場合は、メインはボーダーフリーの私大になります。
この層は、塾に通ってもすぐには結果が出ません。1年以上塾で勉強してようやく結果に結びつきます。頑張り次第ではもう1つ上の層までは目指せますので、根気良く学習を続けてほしいです。
この層の生徒が自分で勉強をする際は、難しい問題ではなく、スラスラ解きやすい問題を中心に勉強することを勧めます。
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<小学校3年生内容くらいから穴があります>
定期テスト:280点以下
評定:ほぼオール2-3
小学校時代の勉強の消化不良が中学校の勉強にまで響いています。早急に手立てを打つ必要があります。
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以上、いかがでしょうか。
今回の記事で一番伝えたいことは、上から2番目の、定期テスト:440〜470点、評定:4と5が半々ずつの層でも、全然点数高くないぞ、ということです。
この層はほぼ全員大学受験を目指しますが、大学受験基準では全然実力が足りていない点数というのが昨今の実情です。
結論としてはあたりまえのところに着地しますが、現状に慢心することなく、常に自分の1つ上のレベルを目指して学習を続けることが大事、ということです。
それでは、また次の記事もよろしくお願いいたします。
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