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【高校受験】大学受験を目指すなら合格の仕方が大切です【3年後の失敗予防】

  • 執筆者の写真: OWNSTUDY 個別指導
    OWNSTUDY 個別指導
  • 3月25日
  • 読了時間: 10分

こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。


今回は、「大学受験を目指すなら合格(うか)り方が大切です」というお話をします。


高校受験でできた学習習慣は大学受験の受験勉強のときに大きく影響するので気をつけようね、というお話をします。



まず大前提として、私は、高校受験よりも大学受験の方を圧倒的に重く見ています。


理由は、高校受験は仮に失敗したとしても、お子様の未来の人生プランを立て直すことが十分に可能であるけれども、大学受験での失敗は、お子様の未来の人生プランが劇的に変わってしまう恐れがあるためです。


大学受験はいわば人生が決まる入試と言っても過言ではありませんので、私は大学受験の合格の方を圧倒的に重要視しています。


もちろん、高校受験も合格するに越したことはありませんが、変な受かり方をして大学受験に悪影響が出るくらいならば、高校受験では安全に失敗して、大学受験でしっかり志望校合格を決められるような教訓を得る方が大切であると考えています。



高校受験でよくない合格の仕方とは何か。


それは、高校受験では通用するが、大学受験では全く通用しない勉強を行うことです。


佐々木は自塾の中3生を指導する際は、おおよそ以下の点に注意して指導しています。


① 1日8時間以上、続けて集中して学習できる勉強体力を身につける。


② テクニックに頼らず、すべての科目でなんとなくではなく全問根拠を考えて問題を解くように指導する。


③ 高校受験・大学受験で陥りやすい、無数にある失敗パターンを、なるべく安全に経験させ、先生が正しい勉強に軌道修正する。


④ 英単語の覚え方、英文の正しい読み方(文型)、英語学習をどんどん進める、数学の応用問題で粘って考える力、国語の論理的な読み方、など、大学受験につながる学習に意識的に取り組んでもらう。


⑤ 高校の学習と大学受験の難しさについて、正しい受験情報を中3生の段階で雑談の中で伝えておく。


では、次で詳しく見ていきます。



1日8時間以上、続けて集中して学習できる勉強体力を身につける。


高校受験ではうまくいくが、大学受験で大失敗する典型的な生徒は、


「テスト期間以外は家ではほぼ勉強しないけれども、要領の良さで高得点を取れる生徒」です。


なぜ、こういう生徒が大学受験で失敗するかというと、


要領の良さで高得点を取れるのは中学生のうちだけ、だからです。


中学生の勉強はまあまあ簡単ですので、地頭が良い人は学校の授業だけである程度点数を取れてしまいます。


しかし、高校生の勉強では、県内で5本の指に入れる地頭を持っていない限りは、勉強時間がちゃんととれないと、成績が伸びていくことは決してありません。


高校受験での合格というのは、良くも悪くも成功体験になってしまいます。


そのため、大学受験の際にも、高校受験での成功体験をなぞりながら大学受験に挑もうとしてしまいます。


高校受験であまり勉強せずに地頭だけで合格してしまうと、点数を上げる唯一の手段が勉強時間の暴力である大学受験で、受験勉強が全く通用しなくなってしまいます。


なので、個別指導OWNSTUDYでは、要領のよい生徒ほど長時間の勉強時間をとって学習するように指導します。


長時間勉強することで高校受験の合格につなげるというのは表面的な指導で、その裏は大学受験の合格につなげる指導であるのです。


また、中学生のうちに、1日8時間以上の学習をあたりまえ化する、というのも佐々木が必ず指導することです。


なぜならば、1日8時間以上の学習ができる勉強体力が身につけられる最終ラインは中学生の間までだと考えているからです。


つまり、中学生のうちに1日8時間以上学習したことがない人は、高校生になってから1日8時間以上学習することは非常に困難になってしまうということです。


中学生のうちに身につけた1日8時間以上の学習ができる勉強体力は、高校、大学、社会人になって勉強をする際にも大きく役立つスキルになります。


この力を与えることは、学習塾がお子様に与えてあげられる大きなギフトの1つであると感じます。


要領が良くて勉強時間が少なくても点数が取れてしまうタイプのお子様は、この勉強体力が身に付かずに、高校より先の勉強で苦戦してしまうリスクが非常に大きくなることが懸念されます。


この勉強体力は取り返しがつきにくいものですので、ぜひ注意してください。



テクニックに頼らず、すべての科目でなんとなくではなく全問根拠を考えて問題を解くように指導する。


あたりまえのようで非常に大切な視点です。


これは、高校受験専門の塾や先生に教わる場合によく起こります。


高校受験専門の塾や先生は、とにかく目の前の高校受験に合格できるかどうかのみを考えて生徒指導を行う傾向に自然となりやすいです。


それでご飯を食べているわけですから、当然と言えば当然です。


しかし、その指導は必ずしも大学受験を見据えたものではありません。


例えば、国語や英語の文章を部分読みして解かせるような指導、公式の意味を教えずにパターンを覚え込ませるだけの指導など、があげられます。


もちろん、指導としてはそちらの場合が手っ取り早い場合もあります。


当塾でも、大学受験を考えない生徒で、正攻法でうまく問題を解けない一部の生徒には、テクニック的な解き方を指導する場合もあります。


しかしながら、大学受験を目指す生徒には、国語の文章も英語の文章もどんなに生徒が苦戦していても、必ず丁寧に全文を読んで説くように指導しますし、数学や理科の公式も、中学範囲までで原理が理解できるものに関してはしっかり理解をしてから使用するように指導します。


そうしないと、大学受験につながらない勉強をしてしまうことになります。


高校受験の勉強は、それなりの時間学習をしますし、それが成功体験になりますので、よくも悪くもそこで行った学習は癖付きます。


目先の点数を優先するあまり、未来の一番大事な受験で役に立たないことをするのは本末転倒ですので、大学受験に繋がる、正攻法の勉強をするように(受講するように)注意してほしいです。



高校受験・大学受験で陥りやすい、無数にある失敗パターンを、なるべく安全に経験させ、先生が正しい勉強に軌道修正する。


受験というものは、毎年多くの学生がほぼ同じような勉強をしているため、学習塾にはそのノウハウが多分に蓄積しています。


その中で、受験勉強でうまく勉強できて合格を掴み取る生徒の裏には、多くの受験勉強の失敗者の「亡霊」があることも忘れてはなりません。


高校受験には、いくつかの失敗パターンというものがあります。


大学受験には、高校受験よりもはるかに多くの失敗パターンがあります。


例えば、よくある失敗が書店での参考書選びです。


これは、ほぼ全員が失敗する失敗パターンです。


独習での参考書学習は基本的にはうまくいきません。


理由は3つ。


1. 選んだ参考書のほとんどは自分にとって[難しすぎる]か[簡単すぎる]ので、最初の数ページだけでやめてしまう。

  1. 買っただけで満足してしまい、ただの参考書コレクターになってしまう。

  2. たまたま正しく選べたとしても、その参考書を正しい方法で使いこなせない。


この3つの壁をクリアできて、参考書学習というものは成功します。


しかし、この3つが自力でクリアできるような人は、そもそも元々成績が良い人なのです。


本屋で参考書を選んで独習しようと考えるほどに勉強がピンチなのであれば、すぐに最寄りの学習塾に通って、塾のプロの先生が選んだテキストをもらって学習する方が圧倒的に学力アップの確実性が高いのです。


また、大学受験の際によくある失敗例が「英語学習全般」です。


英単語の覚え方、4択英文法問題集の使い方、英文解釈をやらない、長文をなんとなく読んでしまう、など、高校生の英語学習の失敗パターンは非常にたくさんあります。


そして、この大学受験の「英語学習全般」の失敗例は、一度も塾で英語を学んだことがない人はもれなく全員陥る失敗パターンであるので非常にタチが悪いです。


個別指導OWNSTUDYでは、経験させて学ぶべき失敗パターンは受験に影響が出ない範囲で経験してもらい、これ以上は受験に悪影響が出ると思ったことに関しては、お子様一人ひとりにどう勉強すべきかをしっかりと指導します。


全部の失敗パターンを回避しながら大学受験まで到達するのは非常に困難ですし、自己解決がほぼ不可能である失敗パターンもありますので、高校受験のうちから注意して学習していきたいです。



 英単語の覚え方、英文の正しい読み方(文型)、英語学習をどんどん進める、数学の応用問題で粘って考える力、国語の論理的な読み方、など、大学受験につながる学習に意識的に取り組んでもらう。


これは、佐々木が高校受験も大学受験もどちらも指導できる講師だからこそできる指導です。


大学受験で害にならない勉強だけではなく、大学受験にも生きる勉強を高校受験のときから行ってもらう。


そうすることで、大学受験でも通用する力を身につけられます。


まあでも、これは中3生にとってはおまけの範疇だと思います。



高校の学習と大学受験の難しさについて、正しい受験情報を中3生の段階で雑談の中で伝えておく。


これ、非常に大切です。


岩手県の中学3年生。正直、大学受験をなめすぎです。


国公立大学受験、けっこう難しいです。


一高生・三高生の下位1/3がふつうに落ちるくらいには難しいです。


受験勉強、1日10時間学習があたりまえの世界です。


全国戦の受験です。


倍率2倍以上、ふつうです。


受験対策期間、安全合格するなら1年半必要です。


部活引退した夏から受験対策をスタート、出願すらできないほどに間に合いません。


こういう話を、私は大学受験を見据える中学生にはときどき話しています。


一高生・三高生に行けば、塾はいらない?


成績上位の一高生・三高生はふつうに塾に通ってます。


学校で全部対策してくれる?高校の先生は中学校の先生より授業上手くない人多いですよ。


あと、一高も三高も、全国的には全然受験に有利な学校ではありません。


全国の中では、一高でようやく中の上の中くらい。


三高で中の下の中くらいだと思った方が良いでしょう。


盛岡・滝沢地区の高校生はなぜかあまり塾に通いたがらないので、これが現在の一高・三高の生徒指導の実力です。


いや、学校の先生の能力云々というよりは、公立高校という教育機関のシステム上の限界であると思います。


私は、大学受験対策には、圧倒的に個別指導が向いていると考えています。


高校生は、生徒同士の実力差が中学校よりも非常に大きく、また志望校により各科目の力の入れどころが微妙に違います。


多くの生徒に一様な授業をするというのは、相当厳密に実力主義でクラス分けをしない限りは非常に非効率です。それなら、自習をしていた方がマシです。


岩手県、ないし盛岡・滝沢地区の生徒は大学受験の情報が不足しているあまり、非常に軽視してしまい、その結果、大学受験対策への動きだしが遅くなってしまい、取り返しのつかない失敗につながってしまいやすくなってしまいますので、非常に注意が必要です。



書いているうちに、だんだん内容が趣旨とずれてきてしまったように思いますが、ともかく、一番大事にしたいのは、高校受験を大学受験につながる土台としての受験勉強になるように気をつけるべきであるということです。


センスに頼って勉強時間をおろそかにして高校に合格してしまうと、大学受験では上手くいかない勉強方法が癖付いてしまいますので、少なくとも高校受験では、ちゃんと長時間学習する経験をしておくことだけ、気をつけてほしいと思います。


個別指導OWNSTUDYでは、令和7年度入試の大学受験を見据える中3生は全員8時間以上学習できるようになりました。


大学受験をしない予定の生徒でも、ほとんどの生徒が6時間以上続けて勉強できるようになりました。


どの生徒も、自宅では集中できない生徒たちでしたので、毎日塾に通って勉強することで、長時間学習ができるようになった生徒たちでした。


勉強は環境ですので、お子様が自宅で集中して勉強できないようでしたら、塾に通って自習室で勉強する習慣をつけるというのも1つの手です。


個別指導OWNSTUDYは、滝沢第二中学校地区に、そのような学習環境の1つの選択肢を作るために作った塾でもありますので、お子様に合いそうだとご判断いただけた場合は、ぜひご相談いただければと思います。


それでは、次の記事もよろしくお願いいたします。

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