【新高3生】3〜4月中に塾を決めないと国公立大学は難しいかもしれません
- OWNSTUDY 個別指導
- 3月25日
- 読了時間: 5分
こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。
今回は、【新高3生】3〜4月中に塾を決めないと国公立大学は難しいかもしれません、というテーマでお話しします。
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この記事を書いているのは3月下旬ですが、新高校3年生はそろそろ塾に通い始めないと、苦手科目で得点するのがいよいよ難しくなってくる時期になっていきます。
特に、英語・数学に限っては、志望校にもよりますが国公立大学合格のボーダーの実力まで到達するのが、すでにかなり厳しい状況にあると思います。
前提として、高校生の勉強は広範囲かつ難解です。
ゆえに、受験対策には約1年ほどの時間がかかるのがふつうです。
もし、学校の授業である程度の受験基礎知識が固まっていれば良いのですが、そういう生徒はほとんどいないのが塾講師をしていてよく感じていることです。
私は、高校生によく英語を教えていますが、高校3年生になって通塾を始める生徒に英語を教える際は、ほぼ必ず最初の最初の内容(英文法)から授業を開始します。
なぜならば、学校の勉強では受験で得点することができる知識が全く身についていないことがほとんどだからです。
本人が自分で基礎はできていると言っていても、フタを開けてみれば、塾で求めるレベルで見るとほとんどできていない場合がほとんどなので、大抵がやり直しになります。
参考までに、私が過去で生徒の勉強の続きから指導を始めても良いと判断したのは、盛岡一高で言うとトップ20番常連みたいな生徒だけですので、そのレベルにない生徒は塾では最初からやり直しになると思ったほうが賢明だと思います。
すると、どんなに頑張っても、英語はこの3〜4月でスタートを切らないと、共通テストでは良くても6割台になってしまいます。
6割台というのは、国公立大学に五分五分以下の戦いを仕掛けることになってしまう点数です。
これは、非常に怖い点数です。共通テストの点数は、国公立大学を目指すならば7割台は取りたいところです。
ちなみに、塾なしで勉強が上手くいっていない生徒は、ふつうに4割台の点数になると思います。
私が言いたいのは、現状のレベルが4割台でも、この3〜4月中に動き出せれば、全然7割台まで届きうるという話です。
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多くのご家庭が、高校生の通塾に関してよく勘違していることがあります。
それは、部活引退後からの通塾でも受験に間に合う、という勘違いです。
全然、まったく、ちっとも、絶望的なほど、間に合いません。
夏スタートの場合、本人にある程度の基礎力がついている場合ならばまだしも、ゼロからスタートの場合は、もう希望もなく間に合いません。
夏スタートの場合、ほとんどの生徒は、これから点数が上がっていくぞ、という頃に受験日を迎えてしまい、4割台〜5割台で着地というのが受験のリアルです。
この場合、大抵は、受験日の上振れを狙うという、非常にギャンブリングな期待をして受験に送ることになります。
でも、お子様の1度きりの人生を大きく決定する受験が、ギャンブル受験になってしまうのは、どう考えてもすべきではありません。
巷では、よく「逆転合格」という言葉を聞きますが、受験で目指すべきは「安全合格」です。
「逆転合格」という言葉は聞こえは良いですが、その「逆転合格」という言葉の裏には、その10倍以上のうまくいかなかった不合格者たちの「死体」が転がっているということをよく考えるべきです。
「安全合格」がなぜ良いのかというのは、「安全合格」の裏には「死体」がほとんど転がっていないからです。
もし、部活引退後の夏からの通塾を考えるならば、私は「私大と浪人、どちらかを覚悟してください」と必ずお伝えすることになります。
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本当は、高校3年生になってしまってから通塾を始めた時点で相当手遅れな部類ではあります。
でも、その事実に気づいたときから、最短で行動をすることが現状では最もベストな行動ではあります。
当塾では、定員に空きがあれば、何月に来ていただいても、無理難題を言われなければ基本的には通塾を受け入れます。
状況がマズいということと、受け入れを拒否することとはまた別の問題であるからです。
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新高校3年生は、もう悠長に塾選びを吟味している余裕はないと思います。
通塾を始めようと思ってから一週間以内であらゆる吟味を終わらせ、1日でも早く通塾を開始すべきです。
受験生にとっても1日は、何よりも貴重です。
1日あれば、英単語は200個覚えられます。英文法は1〜2単元進められます。数学は1単元復習できます。1日だけでそれだけの差ができます。
なので、当塾でも、受験生からの入塾相談では、こちらの予定を強引にこじ開けてでも、1日でも早く通塾を開始してもらえるように、なるべく早い日時で面談を組むようにしています。
たまに、1ヶ月くらいかけて、ダラダラ体験授業巡りをしたり、通塾するかどうかを考えるご家庭がありますが、どの塾を選んでも、その1ヶ月間悩んでいる期間の損失の方が大きいように私は思います。
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4月までは高3生からのお問合せに、まだ前向きな言葉をかけてあげられます。
しかし、4月を過ぎてしまえば、数学・英語から厳しいことを言わざるを得なくなってしまいます。
盛岡・滝沢地区には、大学受験を指導できる塾が少なかったり、あっても授業料が4万円台を超えたりとご家庭の負担的に通うをためらう場合も多いと思います。
当塾は、地域の高校生が通いやすいように授業料は基本的には3万円台までで収まるように設定しております。
指導も映像を見せて放置、という形態ではなく、先生と頻繁にコミュニケーションをしながら学習を進めていく「個別指導」型の指導になります。
国公立大学は、思っている以上に受験の難易度が高いですので、お子様の受験であと一押しが必要だと感じた場合は、1日でも早く通塾を解決できるように、保護者様には働きかけていただきたいと思います。
それでは、また次の記事もよろしくお願いいたします。
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