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【全学年】勉強の一歩目は"やるべきことで悩まない"こと

  • 執筆者の写真: OWNSTUDY 個別指導
    OWNSTUDY 個別指導
  • 2024年9月11日
  • 読了時間: 5分

こんにちは。個別指導OWNSTUDYの佐々木です。


今回は、『勉強の一歩目は"やるべきことで悩まない"こと』というテーマでお話しします。



私は読書好きで、本屋によく行きます。


休校日には必ず本屋に行って併設のカフェで読書をするのが楽しみなのですが、そのときには塾講師という仕事柄、参考書コーナーを見てまわることが多いです。


参考書コーナーでは、夕方になると、何組かの中学生や高校生が家族とあるいはひとりで自分に合った参考書なるものを検討吟味している姿を目にすることができます。


私は自身の塾講師経験上、"自分に合う参考書"なるものを受験素人の学生自身が自力で選ぶこと自体がまず不可能であると考えていますし、もしたまたま良い参考書を購入したとしても、買って満足してしまい、購入した参考書に継続して取り組むこと自体もほぼ不可能だと考えています。


私見ですが、独学で参考書学習をやり遂げられる期待度は、中学生は5%、高校生は10%くらいかなと思っているほどです。


本屋さんで、家族と激論しながら参考書を選んでいる中学生を見ると、心の中でお祈りしてしまいます。


※ちなみに、私が高校受験の市販参考書を選ぶなら、講義系は「やさしい中学○○」シリーズ、問題集は「自由自在問題集」シリーズ、を推奨します。自力でやり切れるとはまったく思えませんが…。



受験はほぼすべての家庭は片手で数えるほどしか経験することがありません。


ここから生じる弊害の1番大きな壁が、「受験までに何をどのようなペースで勉強したら良いかわからない」、という問題です。


一番は教材選択です。


学校で配布されている教材だけで点数が出ているならばそれで十分ではあるのですが、なかなそうもいかないのが現実でしょう。


受験生になると、学校の宿題をこなすだけでは不十分であることがだんだんわかってきます。


すると、自分でも何か追加して勉強して、もっと力をつけていきたい、と思うようになるはずです。


このときに、受験の命運を大きく左右する分岐点が生じます。


・塾に相談しに行く(通い始める)

・自力で調べて参考書を買いに行く


「受験までに何をどのようなペースで勉強したら良いかわからない」という問題は、実は塾に通うと入塾してすぐに解決します。


塾は受験までにどのテキストを使ってどのペースで学習を進めていけば良いかの情報は全て持っていますし、それにしたがって勉強をして志望校に合格している生徒が毎年何人もいるという実績まで兼ね備えています。


塾に通うということは、独学での大きな壁となる「受験までに何をどのようなペースで勉強したら良いかわからない」という問題に頭を悩ませる必要が一切なくなるということに他ならないのです。


そうすることで、目の前の勉強のみに集中するだけで、メキメキと力をつけることができるのです。


もちろん、勉強に関する悩みや相談事も塾の先生と相談してすぐに解決することができます。


一方、独学で勉強を進めることになると、「これで合っているのか?」と常に自問自答しながら勉強しなくてはならないという問題が常に付きまといます。


例えば、自分で過去問を解いて分析して、そこからすべき勉強は何か、どんな教材が適切かを研究できるくらいに頭が働く人であれば、十分独学での参考書学習が成功できうると思います。


しかし、常に勉強をしないための言い訳を探していたり、楽な方を選択し続けてしまったり、それこそ参考書を買うだけで満足してしまう参考書コレクターなど、そういうところに落ち着いてしまう大多数の人は、常に場当たり的な勉強になってしまい、「やるべきことで悩まない」という壁を曖昧にしながら惰性で勉強を続けてしまうことになりかねません。



個別指導OWNSTUDYの塾生で、自分のすべき勉強で悩んでいる生徒はひとりもいません。


なぜなら、その問題は塾長である私がすべて解決しているからに他なりません。


それゆえ塾生たちは、いかに目の前の課題を理解して解けるようになるか、いかに自分の勉強時間を増やせるか、という一歩先のところに意識の比重を置くことができています。


学習塾というのは、子供たちの限られた学生生活の中で、効率的に学習を進めるためのノウハウと環境を提供するための場所という側面があります。


受験勉強というのは、ほぼ全ての大人がたどってきた道であるため、成功も失敗も母数が多く、ノウハウがしっかりと蓄積されています。


しかしながら、インターネットに溢れる情報の中から、どれが再現性のある情報かという見極めは、独学者にとっては常に大きな障害となります。


やるべき勉強が定まらない、というのは、勉強を始める以前の悩みです。


勉強の一歩目で悩まないためには、塾講師目線では通塾を推奨したいと思います。



最近の記事の結論がほぼ全て「塾に通った方がいいよ」になっている気がしますが、やはり勉強の悩みの大半は塾へ通うことで(少なくとも当塾で)解決できます。


独学は将来教育職に就くつもりなのであれば良い経験になると思いますが、ほとんどの人にとっては不要な努力であるかなと個人的には思います。


いわゆる「車輪の再発明」的経験になってしまうと思います。


「車輪の再発明」ももちろん良い経験になるとは思いますが、それよりも「巨人の肩の上に乗る」ところから次の未来をつくっていく方が有意な人生になるのではないか、という考えが私の中には強くあります。


先人たちが苦労して作り出してくれた道のりは先人たちに感謝しながら最短効率で身につけ、自分で苦労しながら進めるのは現代の最先端地点から先の未来からで良いのではないでしょうか。


そんなことを考えながら、毎回「塾に通った方がいいよ」という結論に至っている次第です。


それでは、次の記事もよろしくお願いします。

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